ロドリゲス書房 >> メタプログラミングRuby: Paolo Perrotta, 角征典: 本 >> スローリーディング 情報のオバーロードと過剰な栄養摂取の比喩

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最新更新日時: 2017年09月30日 13時06分
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作成: 2011年01月19日 07時25分 / 更新: 2011年01月19日 07時25分
Amazon.co.jp: 肥満と飢餓――世界フード・ビジネスの不幸のシステム: ラジ・パテル, 佐久間 智子: 本
世界の農民と消費者を不幸にするグローバル・フードシステムの実態と全貌を明らかにし、南北を越えて世界中で絶賛された名著。
作成: 2011年01月19日 07時32分 / 更新: 2011年01月19日 07時32分
Amazon.co.jp: デブの帝国―いかにしてアメリカは肥満大国となったのか: グレッグ・クライツァー, 竹迫 仁子: 本
まいた種子は刈り取らなければならない、というわけだ。健康と肥満についての第一人者であるジャーナリストのクリツァーによると、アメリカでは30年ほど前にトウモロコシ栽培が盛んになったという。アメリカ国民に「欲しいと思ったときに欲しいものを」手に入れさせるために、アール・バッツ農務長官は貿易と栽培の規制を撤廃して、アメリカの食料の価格を下げることにした。その結果、安いトウモロコシがどっさり出回り、日本の科学者が「高果糖コーンシロップ」なる安価な甘味料を開発した。この甘味料は食品をおいしそうな見かけにし、同時に風味も加えられるため、たちまちパンや清涼飲料水など、あらゆるものに使われるようになった。これが脂肪蓄積を誘発するらしいことを専門家は無視した。

クリツァーは、ハーパーズ・マガジン誌の特集から生まれた、彼にとって最初の本にあたるこの啓発書で、大量のコーンシロップ(と、これまた安いラード状のパーム油)が、品質や良心を無視して超特大サイズの「バリューセット」を売りつけるファストフードの販売戦略と出合ったときに、何が起きたのかを詳細に述べている。アメリカの軍医総監は肥満は疫病であると宣言している。今やアメリカ人の約61%が標準体重以上で、20%が肥満だ。目下、2型糖尿病(脂肪と関係がある)は子どもの間ですら爆発的に増えている。著者は太り過ぎからくる体の不調をわかりやすく解説し、意識の低さのために、とりわけ貧困層がどのように肥満に陥っていくかを描く。

本書は肥満を防ぐための良き第一歩だ。著者は一般読者のために豊富なデータを示しながら、状況がいかに緊急のものであるかを生き生きと伝え、私たちがスーパーマーケットの清涼飲料水の棚のそばを通るときに思い出さずにはいられない話を教えてくれる。この本は幅広い読者をつかむだろう。
作成: 2011年01月19日 07時31分 / 更新: 2011年01月19日 07時31分
Amazon.co.jp: 貧困肥満-新格差社会の到来- (扶桑社新書): 三浦 展: 本
『キングコーン』
これはアメリカの学生が、
なぜ急激にアメリカ人に、
肥満の人が増えたのかを追ったドキュメンタリー映画。

こちらでも、今著とまったく同じ理由が挙げられています。

・コーンシロップ
・コーンから作られた油
作成: 2011年01月19日 07時31分 / 更新: 2011年01月19日 07時31分
Amazon.co.jp: 太りゆく人類―肥満遺伝子と過食社会 ハヤカワ・ノンフィクション: エレン・ラペル・シェル, 栗木 さつき: 本
太りゆく人類
 米国では6割の成人が太りすぎだ。中国でもここ10年間で肥満人口が6倍に急増するなど、肥満人口の拡大はとどまるところを知らない。ヒトはなぜ太るのか。肥満に関連する科学の進歩を解説しながら、その要因を探るのが本書だ。

 肥満は意志の弱さの表れである—。この見方は過去のものになりつつある。その理由は、肥満の遺伝学が進歩したこと、特にレプチンの食欲抑制ホルモンとしての機能が明らかになったことなどだ。研究を成し遂げたロックフェラー大学にアムジェン社が支払ったライセンス料は2000万ドルだが、これは抗肥満薬市場が1兆ドルを超える魅力的な市場だからだ。多くの製薬企業が抗肥満薬の開発に乗り出し、肥満の研究は一気に加速した。本書の中では、特にレプチン発見までの物語を中心に、肥満遺伝子の研究競争の様子を描く。

 しかし、筆者は一方で肥満遺伝子の発見と抗肥満薬の創製だけが、肥満を解決する手段でないことを強調する。抗肥満薬は副作用の危険をはらんでいるし、食品業界は莫大な広告宣伝費をかけて、消費者に安い値段で高カロリーを摂取することを勧めている。どんなに有望な抗肥満薬が登場しようとも、現在の過食社会が変わらない限り、肥満はなくならないと著者は警鐘を鳴らす。

作成: 2011年01月19日 07時30分 / 更新: 2011年01月19日 07時30分
Amazon.co.jp: 人はなぜ太るのか―肥満を科学する (岩波新書): 岡田 正彦: 本
メタボリック症候群の報道にみられるように、肥満の健康への悪影響が大きくとりあげられている。では、肥満は具体的にどんな病気につながるのか。太る仕組みとはどうなっているのか。どこまで太れば「肥満」といえるのか。健康的にやせるには、どうしたらいいのか。最新の疫学調査のデータをもとに、肥満をめぐる疑問を一挙に解決する。
作成: 2011年01月19日 07時29分 / 更新: 2011年01月19日 07時29分
Amazon.co.jp: パプアニューギニアの食生活―「塩なし文化」の変容 (中公新書): 鈴木 継美: 本
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%91%E3%83%97%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%AE%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%81%AE%E9%A3%9F%E7%94%9F%E6%B4%BB%E2%80%95%E3%80%8C%E5%A1%A9%E3%81%AA%E3%81%97%E6%96%87%E5%8C%96%E3%80%8D%E3%81%AE%E5%A4%89%E5%AE%B9-%E4%B8%AD%E5%85%AC%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E9%88%B4%E6%9C%A8-%E7%B6%99%E7%BE%8E/dp/4121010442

野ブタ、火喰い鳥、魚介類の狩猟と採集。サゴヤシの利用。イモ類の栽培。多様な環境に適応した食体系をもつパプアニューギニアに、近代化の波と共に加工食品が流入してくる。新奇な食物と栄養摂取で、“余裕なき平衡”を保っていた人々の生活、体格、疾病はどう変化したか。20年にわたる野外調査、精密な代謝分析をもとに伝統的食品の効用と“塩なし文化”の変容を検証し、パプアニューギニアを鏡に現代日本の生活と健康を映し出す。
作成: 2011年01月19日 07時28分 / 更新: 2011年01月19日 07時28分
作成: 2011年01月19日 07時40分 / 更新: 2011年01月19日 07時40分
作成: 2011年01月19日 07時41分 / 更新: 2011年01月19日 07時41分
作成: 2011年01月19日 07時41分 / 更新: 2011年01月19日 07時41分
作成: 2011年01月19日 07時41分 / 更新: 2011年01月19日 07時41分
作成: 2011年01月19日 07時41分 / 更新: 2011年01月19日 07時41分
スローリーディング(笑): わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
http://dain.cocolog-nifty.com/myblog/2009/01/post-b813.html

一ヶ月に本を100冊読んだ、1000冊読んだとかいって自慢している人は、ラーメンの大食いチャレンジで15分間に5玉食べたなどと自慢しているのと何も変わらない。速読家の知識は、単なる脂肪である。それは何の役にも立たず、無駄に頭の回転を鈍くしているだけの贅肉である。
作成: 2011年01月19日 07時39分 / 更新: 2011年01月19日 07時39分
スローリーディング(笑): わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
http://dain.cocolog-nifty.com/myblog/2009/01/post-b813.html

 しかしだ、ことさら「遅読」だの「スローリーディング」を喧伝し、速読や斜読を読書の冒涜かのように扱うのは、もっといただけない。速読できる人は遅読もできるんだよ!本に応じてスピードをコントロールすることが重要なんだよ!と声を大にして反論したくなる。
作成: 2011年01月19日 07時38分 / 更新: 2011年01月19日 07時38分
Amazon.co.jp: 本の読み方 スロー・リーディングの実践 (PHP新書): 平野 啓一郎: 本
http://www.amazon.co.jp/%E6%9C%AC%E3%81%AE%E8%AA%AD%E3%81%BF%E6%96%B9-%E3%82%B9%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%81%AE%E5%AE%9F%E8%B7%B5-PHP%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E5%B9%B3%E9%87%8E-%E5%95%93%E4%B8%80%E9%83%8E/dp/4569654304

本を速く読みたい!それは忙しい現代人の切実な願いである。しかし、速読は本当に効果があるのか? 10冊の本を闇雲に読むよりも、1冊を丹念に読んだほうが、人生にとってはるかに有益ではないのか? 
著者は、情報が氾濫する時代だからこそ、「スロー・リーディング」を提唱する。作家はどのように本を読んでいるのか? 本をどのように読んでほしいのか? 夏目漱石『こころ』や三島由紀夫『金閣寺』から自作の『葬送』まで、古今の名作を題材に、本の活きた知識を体得する実践的な手法の数々を紹介。読者は、教科書で読んだはずの文章であるにもかかわらず、「目から鱗が落ちる」を何度も体験するだろう。スロー・リーディングは、速読と違って特別な訓練はまったく不要。読書は工夫次第で、何倍にも楽しくなる。仕事、受験勉強、就職の面接にも効果があるし、人間関係を良好にすることができる。なにより卓越した創造性を発揮する読み方である。
作成: 2011年01月19日 07時37分 / 更新: 2011年01月19日 07時37分
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