7.ケツァルコアトルはこういって、火を人間にあたえた | |
これを聞くと、人間たちは飛び立つほど喜んで 「大変結構でございま すね。どうか早くそれをこしらえ てくださいませ」 といった。 ケツァルコアトル はだまって、足に穿いていた靴 をぬいだ。そしてそれをさっとうち振ると 血のように赤くて 太陽の光の様に明る くあたたかなものが とろとろと燃えだした 「これが火というものだよ。大切にするがいい」 ケツァルコアトルはこういって、火を人間にあたえた こうして人間世界にはじめて火というものがあらわれた。 |
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