16.目も見えなくなっていましたが、賢き仰せ言を光とします | |
目も見えなくなっていましたが、賢き仰せ言を光とします で、御文をやった。 時もたちすこしうち紛れることもあるかと、月日待ち過ぐすのに添え、忍び難いのはわりなきわざだな。いわけないあいつをいかにと思いやりつつ、もろともに育まれないおぼつかなさを、今は、尚昔の形見になずらえて、一つ良きに計らってやってくれねえだろか。 など、こまやかに書かせておいた 「宮城野の露吹きむすぶ風の音に 小萩がもとを思ひこそやれ」 としたが、最後まで読めなかったと。 |
【このカードへのコメント】