FICTIONS >> 桐壺 2.桐壺の弔いと残されたひとびと >>

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最新更新日時: 2011年12月31日 18時06分
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13.ハビタスがすべてで、空想なんか砂場のごはんと一緒で、リアルの前じゃ何の足しにもならないんだ。
野分立ち、にわかに肌寒い夕暮れのほど、常より思い出し出づること多くて、靫負命婦とかいうのを遣いに出した。夕月夜のおかしい頃に出だし立てさせて、あとは外を眺めていた。こんな時、よくあいつにアソビをやらせたもんだった、心ちがいの物の音をかき鳴らし、はかない言葉も、ほかの奴らとは違う容貌の、いろいろが思い出されるが、ハビタスがすべてで、空想なんか砂場のごはんと一緒で、リアルの前じゃ何の足しにもならないんだ

作成: 2011年01月20日 22時55分 / 更新: 2011年01月24日 03時32分

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