FICTIONS >> 桐壺 2.桐壺の弔いと残されたひとびと >>

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最新更新日時: 2011年12月31日 18時06分
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10.限りあるのが俺たちで、誰もハビタスに逆らっていきることはできやがらない
限りあるのが俺たちで、誰もハビタスに逆らっていきることはできやがらない、あいつの母親の北の方は、あの煙になって一緒にいきたいと泣き焦がれるし、女房の車に慕い乗り、愛宕へいっていかめしく作法をやりに、着いたときはどんな心地がしやがったのか。

むなしき骸を見ても、まだいらっしゃる気もしていて、それではいけませんので、灰になったところを見させていただければ、もうここに居ないのだとひたぶる分かりましょうし、

と、賢しく云いやがるが、乗れば車から落ちるかというぐらいまろびやがるし、やはりそうかと、連中も煩いきこえた。
作成: 2011年01月17日 23時04分 / 更新: 2011年01月30日 10時56分

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