FICTIONS >> 桐壺 1.出会いから別れまで >>

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最新更新日時: 2011年12月31日 18時06分
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6.このガキが三つになった年のはかまぎの事だが、
 このガキが三つになった年のはかまぎの事だが、一の宮のものに見劣りしないようなのを蔵司納殿の物をつくして、いみじくしあげやがった。
 それにつけても、世の誹りも多いわけだが、このガキの容貌たるやありがたくめずらしいもので、妬みきれない。ものが良く看えてるやつなどあれば

*かかるひとも世においでなさるものかは

と、あさましいまでに目をおどろかせやがる。
作成: 2011年01月15日 20時57分 / 更新: 2011年01月30日 10時55分

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