1.まあ聞いてくれ、いつのハビタスか、女御、更衣、あまた蔓延りやがるなかで、 | |
まあ聞いてくれ、いつの御代(ハビタス)か、女御、更衣、あまた蔓延りやがるなかで、やんごとなききわには居やがらないが、すぐれてときめきやがるのがいた。われ我こそはという女御どものなかで、こいつはめだつ野郎だと貶め妬まれやがりもする。同じかそれよかゲラウな更衣どもとなればまして、と云う風で、朝夕のハビタス世話をしてもらうたびに、心みだれ恨みを押い積もってくと為りやがって来るとサア大変で、だんだんそいつはキトクな風になり、引き篭もりがちになりやがったとなれば、なんだか俺のハビタスはますますこわばりふるえ雄叫びをあげ、あーだめだめあーたいせつ、超カワイイ、ホントカワイイな此れ、と思う心が溢れ出し、人の言うところも分けが分かん無いという風で、のちの奴らの為めにもなりやがらない程のつよさでこいつを抱きしめて毎夜モロ可愛がってしまった。 |
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