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最新更新日時: 2017年09月30日 13時06分
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2010年10月10日
小説の理論 (ちくま学芸文庫)
詩人のイロニーは、神のない時代のネガティブな神秘主義である。それは、意味にたいする学識ある無知であり、デーモンたちの力強い働きと、悪意ある働きを指摘することであり、この動きの事実以外には理解することをやめることである。またそれは、形象化を通してのみ表現できる深い確信である。すなわち、この知ろうと欲しない、また知ることができないという状態のなかで、究極のものに、真の実質に、現在はするが存在しなくなりつつある神に、実地に出会い、それを見、それを捕えたいという確信である。それゆえに、イロニーは小説の客観性なのである。112
タグ: ルカーチ 小説の理論 イロニー
作成: 2010年10月10日 18時59分 / 更新: 2011年01月09日 10時04分

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