この作品は遠藤雅伸氏の入魂作で、「本来『ドルアーガの塔』はこんなゲームにしたかった」という思想のもと作られた作品である。 それはゲームシステムなどにとどまらず、バビロニアン・キャッスル・サーガという、この一連のシリーズにおける基本設定においても、であった。つまり、『カイの冒険』とともに重要な設定を『ドルアーガの塔』というタイトルで再定義した、という意味でもリメイク作品なのである。 とりわけ、単なる“偽イシター”としての役割しか与えられていなかったサキュバスを、ドルアーガの暴走を止める重要なキーポイントして定義づけた点は、元々の『ドルアーガの塔』とは最も大きな相違点といえよう。この作品までで固められた設定が、次の『ザ・ブルークリスタルロッド』におけるバビロニアン・キャッスル・サーガの完結において、ギルの運命を左右する要素となったのである。 |
http://gil.txt-nifty.com/blog/2007/09/7pc_0d28.html 【7】「移植」の歴史とPCエンジン版の衝撃: ぎるろぐ。―GilLog |
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