バップはクリエイティブなものだったのだ。 |
メロディック・ライン全体のコンテクストは、正確に組み立てられた数多くのフレーズとして分解することができ、そのフレーズのそれぞれに新しいアイデアが込めてあり、ほかのフレーズとおたがいにどのようにでも組み合わせてつかうことができるし、コード構成が、クロマティックであろうと、ダイアトニックであろうと、どの曲のなかにでも組みこんでつかうことができる。一種のジグソーパズルに喩えることができるだろう。何百通りもの組立方があり、出来上がってくる絵はそのたびに違い、その絵の性格は、出来上がる度にお互いに一つ一つまったく違っている、というようなジグソーパズルだ。 しかし1949年には、すでにバードは、このような音楽イディオムのなかで自分が表現すべきことはみんな表現しつくしてしまった、と私に語っていた。 レニー・トリスターノ (Amazon.co.jp: チャーリー・パーカーの伝説 (晶文社クラシックス): ロバート・ジョージ ライズナー, 片岡 義男: 本) |
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