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最新更新日時: 2011年01月25日 04時52分
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ジェフスキー「不屈の民」変奏曲
ジェフスキー作品のほとんどは、あからさまに政治的で、即興的な要素が目立っている。ジェフスキーがマルクス主義者であることは異論を俟たない。比較的よく知られた作品のひとつに、≪「不屈の民」変奏曲 The United People Never Be Defeated! ≫(政治闘争歌 "El pueblo unido jamas sera vencido" による36の変奏曲、演奏の難度においてベートーヴェンの≪ディアベリ変奏曲≫に結びつく華麗なピアノ曲集)や、1971年のアッティカ刑務所暴動の際の、同刑務所服役囚からの手紙に曲付けした≪カミング・トゥゲザー Coming Together ≫、≪ノース・アメリカン・バラード North American Ballads≫≪石油価格 The Price of Oil ≫≪限りない空間の静けさ Le Silence des Espaces Infinis≫がある。≪アンティゴネー神話 Antigone-Legende ≫は、アメリカの政策に反対の意思表明をしたものであり、1986年4月の初演は、作曲者にとっても突然で驚いたことに、米軍のリビア爆撃の当夜であったという。 ジェフスキーの作曲家としての姿勢、とりわけ社会参加のあり方は、高橋悠治と水牛楽団に影響を与えた。≪「不屈の民」変奏曲≫は、かつての高橋自身が得意とするレパートリーのひとつであった。作曲活動とピアノ演奏は定期的に行われ、世界中でライブを行い続けており70歳を過ぎてもピアノの腕前はなお健在である。2008年現在では、ベルギー在住のマネージャーが全作品の楽譜の管理を行っているが、ジェフスキー個人は「コピーレフト」の考えを表明している。
>>(フレデリック・ジェフスキー - Wikipedia)
作成: 2009年11月28日 12時15分 / 更新: 2009年11月28日 13時22分

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