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最新更新日時: 2010年08月24日 13時21分
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秘密の本棚―漫画と、漫画の周辺
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すでに3冊目となるいしかわじゅん氏の漫画評+エッセイ。
自分は結構ふるくから同氏の漫画のファンで、全部とはいわない(東京物語は正直途中で飽きた)までも、パンクドラゴンその他エロ4コマ系など今でも持っている。多くは万人向け爆笑系ではないし、パターンギャグに頼ってつまらない作品もあるのだけど、憂国、ちゃんどら、うえぽん、約束の地あたりはオールタイム名作だと思うし、そのあたりのセンスの良さと同時にフロムKのエッセイ版みたいな感覚から「マンガ業界内のマンガ読み」として率直で的確な評論を高く評価している。
で、この漫画エッセイシリーズの中で、前作の「漫画ノート」の方はちょっと漫画入門・漫画紹介みたいに、短く表面的な語りがあったり、ちょっと奥歯にモノが挟まってる感じがあったりしてイマイチ不満なところもあったのだけど、本作は作品なりその周辺についてより深く語られていて、最初の「漫画の時間」に近い感がある。
もちろん長く続いたエッセイをまとめたモノなので、上記はあくまでも自分の(一部の項から)受けた感覚であって、トータルに評価すればその内容の多くはうなずけ、読んでないマンガは読みたいと思え、厳しい指摘にも結構同意できるという点では、いずれもお薦めである。
というわけで、これも全部読んでないけどとりあえずエントリしておいた。
また後で感想を書きたいが、お薦め本であることは間違いない。
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