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最新更新日時: 2013年07月09日 03時37分
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“ゲーム機”「iPhone」が市場を席巻する日/日経ビジネスオンライン
日経ビジネスオンラインでiPhoneのアプリDL10億突破でゲーム市場に影響あり?という記事。

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iPhoneのAppStore市場はこの記事の通り、確かに破竹の勢いではあるものの、ゲーム市場がDSの驚異とかになるとかいうのは、さすがに厳しいと思う。
もちろん、ゲームアプリは確かに導入機会創出にはなると思うし、デベロッパーにとっては新しい市場として注目されているが、日本ではむしろ非ゲームアプリ市場の方が可能性は大きいと思われる。

iPhoneゲームには一部海外ゲームでなければなかなか楽しめないものはあるものの、多くはどこかで見たゲームであり、更にいえばヒットするのは目新しいほんの一握りであり、その点では台数などを比較して即DSなどの携帯ゲーム機市場への驚異といってしまうのはどうかと思う。

たぶんこの記事の後編は”アマチュアも自由に参戦できる「草野球市場」”と予告している通り、ビジネスモデルとしては独占状態で、違法コピーなどの問題もほぼなく、なおかつ個人やSOHOレベルの開発者も世界市場に出られる状況は閉塞感のあるゲームメーカーサイドには魅力ではあろう。

ただし、諸手を挙げて参入すべし、ではなく、注意すべき点も多い。
日本ではユーザ層が異なる点と、携帯ゲームになれているせいか、ランキング上位を占めるタイトルの多くは米国と違って非ゲームが多い。
更に価格にも影響がある。MAX1200円程度、大半は100円~700円程度である。
世界レベルでそれなりに売れれば10万本売れることもあろうし、100円アプリでも1000万(Appleが3割とって700万の利益)となるわけだ。
しかし、国内向けでは1万本売れればそれなりのヒット、という規模で、100円アプリでは70万円の利益にしかならない。
この辺は、提供するゲームが日本向きなのか海外向きなのかきちんと判断しないと、開発費の原価割れになりかねないところであろう。
もちろん、日本の普及台数が拡大すれば、ともいえるが、その頃にはアプリも相当数になって、更に厳しい戦いになるともいえる。

その点では、現在類似タイトルがなく、真似されない(できない)独自性のあるゲームで、更に世界レベルで遊べるゲームという条件を満たすタイトルを提供できるか、ということになるだろうか。
作成: 2009年04月30日 10時42分 / 更新: 2009年05月27日 14時14分

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