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最新更新日時: 2011年07月14日 10時32分
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プレスリリース:『2011 スマートフォンビジネス総調査』まとまる(2011/6/30発表 第11059号)
http://www.fcr.co.jp/pr/11059.htm

1. 端末(スマートフォン/タブレット端末)の国内市場
2010年度 2015年度予測 10年度比
スマートフォン 705万台 3,550万台 5.0倍
タブレット端末 105万台 500万台 4.8倍
合計 810万台 4,050万台 5.0倍
■スマートフォン
 2010年度の市場は705万台となった。ソフトバンクモバイルが販売するアップルジャパンの「iPhone」がほぼ独占する市場にNTTドコモが4月にソニー・エリクソン製の「Xperia」を発売、これを契機に市場が大きく伸びている。
 スマートフォンはデータARPU(一契約当たりの月間売上高)の増加に寄与することから携帯電話キャリアはユーザーがフィーチャーフォンより安価に購入できるよう端末割引制度を開始しており、積極的な販売を進めている。また、スマートフォンはフィーチャーフォンにしかなかったワンセグやおサイフケータイなどの機能の搭載、非タッチパネル式やスライド式、フルキーボード等、多様なラインアップ、パケット定額制料金の値下げ、LTE(long term evolution:携帯電話の高速データ通信規格の一つ)やWiMAX対応による高速化が見込まれ、端末及びサービス面で魅力度が増している。2011年度は携帯電話キャリアから発売される新機種の内、半数以上がスマートフォンになる見込みであり、これに伴いスマートフォン市場も拡大すると見られる。
 「らくらくホン」のような簡単ケータイや音声メインの用途でのニーズがあるため、フィーチャーフォンも僅かに残ると見られるが、それら特定のニーズ以外はスマートフォンに置き換わっていくと見られる。端末メーカーも汎用OSを採用することで開発コストを抑えられるスマートフォンの開発に注力度を一層高めていくと考えられる。そして現状のフィーチャーフォンのようなAndroid端末の増加が見込まれる。
 携帯電話端末市場は年間3,500~3,600万台であるが、2015年度にはスマートフォン市場はこの規模に達する3,550万台が予測される。
■タブレット端末
 2010年度の市場は105万台となった。2010年5月にアップルジャパンとソフトバンクモバイルから「iPad」が発売されたことで本格的に市場が立ち上がった。11月にはNTTドコモがサムスン電子製の「GALAXY Tab」を発売、市場拡大が加速している。また、2010年度は「iPad」の影響もあり、電子書籍サービスも広まった。2010年12月にシャープが「GALAPAGOS」、2011年1月にNTTドコモが「ブックリーダーSH-07C」を発売している。今後はその他大手家電メーカーの参入も予定されている。
 市場は2015年度に2010年度比4.8倍の500万台が予測される。現在、個人ユースと法人ユースの割合が7:3であるが、2015年度には3:7になると見られる。また、OSは「iPad」の独占市場であったことからiOSとその他(Android他)の割合が8:2であるが、Android搭載端末が増加していることから2011年度には逆転し、2015年度には3:7になると見られる。
作成: 2011年07月05日 01時11分 / 更新: 2011年07月05日 01時11分

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