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最新更新日時: 2011年07月14日 10時32分
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国内外主要SNSのビジネスモデル比較 〜 mixi、GREE、Mobage、Facebook、Twitter:In the looop:ITmedia オルタナティブ・ブログ |
http://blogs.itmedia.co.jp/saito/2011/04/sns-mixigreemob-d05d.html 1. 国内三大SNSのビジネスモデルと業績比較 国内三大SNSである mixi、GREE、モバゲーは、それぞれ運営会社が上場しているため、四半期ごとに業績が公開されている。当記事では、2011年2月に公表された2010年10-12月期の直近四半期決算データを元に、これらSNSのビジネスモデルと業績を比較してみたい。 Fig1 【Fig1. 2010年10-12月期 登録会員数およびPV推移比較】 まず、業績の基礎となる登録会員数とペーシビューの比較からみていこう。登録会員数では三社とも2000万人を超え拮抗しているが、ページビューでは、モバゲー > GREE > mixi とかなり大きな差がついていることがわかる。 Fig2 【Fig2. 2010年10-12月期 全社売上および利益の比較】 この中で「前期比」とは2010年7-9月期との比較、また「利益率」は営業利益率を示している。売上を比較すると、DeNA(モバゲー運営会社)はGREEの約2倍、mixiの約5倍と大きな差がついている。また営業利益を比較すると、DeNAはGREEの約2倍、mixiの約14倍とさらに大きな差があることが見て取れる。続いて、各運営会社から、SNS関連事業のみの売上高を抽出し、比較したのが次のグラフだ。 Fig3 【Fig3. 2010年10-12月期 SNS事業売上の比較】 この売上比較チャートが、端的に各社ビジネスモデルの違いをあらわしている。営業利益率の高いモバゲーとGREEは課金売上率がそれぞれ93%、83%と圧倒的に高いのに対して、mixiは17%に留まっている。これは、モバゲーとGREEが、それぞれ「怪盗ロワイヤル」「釣りスタ☆」に代表される大ヒット自社ゲームを持っているのに対して、mixiはサードパーティ・デベロッパーに対するプラットフォームに徹しているからだ。モバゲーおよびGREEの内製ゲームとサードパーティ・ゲームの売上比率は未公開だが、業界ヒアリングを通じた筆者予測では、グロス(ゲーム売上全体に対して)に対しての内製ゲームの割合で、モバゲーは40-50%程度、GREEは70-80%程度と推定している。その点、mixiは100%サードパーティである点が特徴だ。またサードパーティに対してのプラットフォーム手数料も各社ごと異なっており、mixiは推定20%、モバゲーとGREEは推定30%だ。 最後に、直近四半期における(1)広告売上 (2-1)ゲーム売上 (2-2)プラットフォーム売上 それぞれの比率をグラフ化してみた。なお、モバゲーとGREEの (2-1)ゲーム売上 (2-2)プラットフォーム売上 は独自推定値を記している。 Fig4 【Fig4. 2010年10-12月期 国内三大SNSのビジネスモデルの比較】 |
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