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最新更新日時: 2013年07月09日 03時37分
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電通総研「米国iPad利用実態調査」(CD-R)を発行
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電通総研では、次世代のデジタル端末として2010 年から話題となっているタブレット端末の利用実態を、アップル社のiPad 保有者を対象として米国で調査しました。
タブレット端末は、手帳や書籍と同等サイズの画面を備え、キーボードではなくタッチパネルを用いて画面を直接操作できることから、電子書籍・雑誌・新聞など、文字中心のメディアの表示に適した端末として注目されてきました。
そこで、今回の米国調査ではこれらのメディアの電子版がどのぐらいタブレット端末上で利用されているのかを中心に、とりまとめをおこないました。
調査結果を5つのポイントに焦点を当ててご紹介します。
1)【端末利用の状況】米国のiPad 保有者の間では、端末をほぼ毎日利用する習慣が定着し、1 日の平均利用時間も1 時間を大きく超えている。
2)【端末の利用目的】最も多い使い道はウェブの閲覧、e メールなど、パソコン上での使い方とさほど変わらない。電子書籍の利用は、コンテンツ消費としてはゲームとならび上位を占める。
3)【電子書籍端末併用者によるタブレット端末への期待】保有者の3 割が、いわゆる電子書籍端末も保有している。電子書籍端末併用者が電子書籍を読む時間はiPad 経由と電子書籍端末経由とで拮抗している。また電子書籍端末併用者のタブレット端末への期待は、電子書籍から、電子新聞や電子雑誌へと広がっている。
4)【電子書籍・電子雑誌の購読数】調査回答者の8 割は、1 カ月に1 冊以上の電子書籍を購読しており、全体の平均購読冊数は3 冊以上に上る。また、同じく6割以上が1 誌以上の電子雑誌をiPad で購読したと回答しており、平均購読誌数は2.7 誌に上る。また、従来の紙の書籍・雑誌の購読量に対するマイナスの影響は全体としては確認されなかった。
5)【電子雑誌・電子新聞の読者】電子雑誌や電子新聞は、若年利用者を中心に新しい読者を獲得しており、出版・新聞業界にとって期待が持てる。更なる進化のためには、関連情報へのリンクや読者相互の話題共有など、ネット体験の良さを取り込んだ進化が期待される
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