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最新更新日時: 2011年07月14日 10時32分
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乱立するスマートフォンプラットフォーム - 情総研レポート:ITpro |
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20100809/351100/ 米グーグルが2010年4月16日に発表した第1四半期の決算によると、売上高は対前年同期比23%増の67億5000万ドルと増収を達成した。発表資料には明記されていないものの、期中に多数発売されたAndroid端末やそれに関連する様々な動きが、今期の好業績に何らかの形で関与したと筆者はみている。だが、その成長を減速させかねない問題が顕在化してきている。今回はグーグルのAndroidを軸に、スマートフォンプラットフォームの動向を概説する。 モバイルの世界は現在、多くのスマートフォンプラットフォームが乱立している状態にある。端末ベンダー各社は生き残りをかけて現状を打破する方法を模索している。例えばフィンランドのノキアはLinuxベースのMeeGoを米インテルと共同開発し、スマートフォン市場での巻き返しを図っている。韓国のサムスン電子は独自の新プラットフォームBadaを立ち上げつつ、AndroidやWindows Mobileも並行して同社端末に採用する意向を示している。 このような状況のなかで、最も成長が著しいのはAndroidだ(図1)。現在、Android端末のベンダーは世界で30社近くに上る(リリース予定含む)。ここまではAndroidの推進主体であるグーグルの方策が奏功しているといえる。 図1●2010~2014年の搭載プラットフォーム別スマートフォン台数予測 図1●2010~2014年の搭載プラットフォーム別スマートフォン台数予測 克服すべきは断片化問題 Androidが将来にわたって成長ペースを維持するためには断片化問題は避けて通れない。断片化問題とは、同じOSの異なるバージョンが市場に併存し、アプリケーションの互換性の対応が不十分になることを指す。例えばAndroid 1.5に対応しているアプリがAndroid 2.1と互換性があるとは限らない。そのため開発者にとって、アプリ製作にかかる時間的・経済的コストの負担が重くなっている。 |
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